さて、2012年4月21日・22日と、哲学とは何か-哲学への誘いの面接授業を受けてきました。
哲学自体は初学で、きちんとした形で学ぶのは初めてとなります。
最近社会学に興味があるのですが、哲学の重要さを感じたので選択しました。
なんでしょうか、物事の根本というか、社会の土台の様なものが宗教や哲学に関わっていて、
それらの基礎を身につけることで、少しでも世界が広がりそうな気がして哲学を学びたいという考えに至りました。
哲学とは何か-哲学への誘い 面接授業1日目について綴りたいと思います。
哲学とは何か-哲学への誘いの面接授業を担当してくださったのは、
明治大学兼任講師の、哲学・現代芸術を主な研究領域になさっている、
三松 幸雄(ミツマツ ユキオ)先生。
三松先生はとても穏やかそうな感じ。
話している最中にも、哲学という学問を研究しているせいなのか、
それとも、元々の先生の感性なのか、とても丁寧に言葉を選ばれて、
発言をなさっていて、うん、とても丁寧に考えて話されているような感じでした。
哲学とは何か-哲学への誘いの面接授業はレジュメを元に進みます。
1纏まり、4枚綴りくらいのレジュメを元に解説を加えていきます。
哲学とは何か-哲学への誘い1日目に取りかかったのは下記の4項目です。
哲学とは何か
哲学とは何か?から、哲学の考え方、諸学との違い、哲学の意義など。
古代哲学~ギリシアとヘレニズム哲学
哲学の起源から、ソクラテス、無知の知、プラトン、イデア論、アリストテレスなど。
中世の哲学
キリスト教から、アウグスティヌス、普遍戦争、トマス・アクティナス、ドゥンス・スコトゥス、オッカムのウィリアムなど。
近世の哲学
フランシスコ・ベーコンから、デカルト、フレース・パスカル、ベディクト・スピノザ、ヴィルヘルム・ライプニッツ、ジョン・ロック、ジョージ・バークリー、デイヴィット・ヒュームなど。
正直、何人もの哲学者や、様々な難解な独自理論などが満載なので、大変です。
大変というか、記憶があいまいだったり、定着できていなかったり。(復習しない自分がいけないw)
だけど、例えば、ある哲学者やその核である理論には、初学の私でも聞いたことあるとか、
そういう感じだったですけど、そういうのを時代の流れと共に、
または、先人の哲学が水の流れのように脈々と繋がって哲学は形成されているんだな~、
というのを知ることが出来た、感じることが出来たのは、とっても新鮮で良かったです。
哲学の変遷をこうやって追いながら学べるというのは大きいですよね。
最初に○○がこういうことを言って、その後に△△が○○を批判し新たな哲学を展開したとか、
私の中で個別的でバラバラだった哲学の感じが、
スーッと一直線に並んでるんだということを学べた感じがします。
これだけでも結構な感動と、面白さみたいなのを感じました。
兎にも角にも、哲学というのは抽象的な説明が多くあるので、
しっかり個々の理論を身につけないと、変遷の感動や、哲学の楽しさも半減してしまいそうですね。
初日にして、少しでも理解しよう・追いつこうと相当頭を使ったせいか、1日目は授業時間が短く感じました。
哲学とは、本質の追求・探究であって、答えを導き出すものではない。
物事をしっかり見て、真理や本質を探すという行為の大切さ、
そして、その諸哲学の終着地点で現れた帰結に対して、自分がどうコミットしていくのか、
それは自分自身が決定しなければならない。
そんなことを少しでも学ぶことが出来た(あってるのかな?w)、それだけでも、
面接授業の名前である『哲学とは何か』の副題でもある、
『哲学への誘い』に、まんまと乗らせてもらった、という感じがしました。
そんなこんなで、哲学とは何か-哲学への誘い 面接授業1日目が終了しました。
後日、 面接授業2日目編をご紹介できればと思います!
哲学とは何か-哲学への誘いの参考図書
はじめて学ぶ哲学 | 渡辺 二郎(ちくま学芸文庫)
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